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すい臓がん 症状 初期〜末期の生存率は [ガン]



元横綱・千代の富士、九重親方が先日、膵癌が亡くなられました。
小柄な体で圧倒的な力と技術を兼ね添えた存在で、
私自身も幼少の頃は、テレビに映るその勇姿を鮮明に覚えており、
衝撃を受けております。

今日は九重親方が患っていたすい癌について復習を兼ねて学びたいと思います。





九重親方は、膵臓癌になったものの手術を受け、一度は職務に復帰していました。
しかし、後になってすい癌が転移していたことが判明し、亡くなられました。



まずは膵臓の解剖生理、機能についておさらい・・・




・膵臓は胃の後ろのある長さ20センチほどの細長い臓器

pancreas01.jpg

上図で示されているふくらんでいる頭部という部分は十二指腸に囲まれており、
逆にへこんでいる尾部は、脾臓に接している。

機能
・膵液を産生し、食物の消化をする
・インスリンやグルカゴンを分泌し、血糖値を調節する



疫学・統計
・膵臓がんは罹患率は60歳頃から増加して高齢になるほど高くなる
・罹患率・死亡率は女性より男性の方が高く約1.6倍
・再発率が極めて高く、5年生存率は10〜20%とかなり低い




膵臓がんの各ステージによる5年生存率は下記







ステージ0・・・100%
ステージⅠ・・・60%
ステージⅡ・・・44%
ステージⅢ・・・24%
ステージⅣa・・・11%
ステージⅣb・・・3%




◆ すい癌は見つかりにくく、唯一死亡件数が増えている癌

膵臓がんは、早期発見が難しく、見つかったとしてもかなり悪化した状態
の場合が多いです。

なぜ早期発見が困難なのかというと、
大きな理由として2つあります、


1点目、
膵臓の位置に問題があります。

「5時12分、噴水の下で」と昨日
後腹膜の語呂合わせを書きましたが、
膵臓も後腹膜腔にあり、腹腔内臓器(前側の臓器)にある
胃や大腸などに隠れているため、
検査などでレントゲン撮影したとしても、
そういった臓器に隠れてしまうため、
膵臓の状態が把握困難になります。


過去記事:5時12分、噴水の下で


2点目の理由として、
膵臓がんの自覚症状にあります。

膵臓がんは、初期症状はあるものの、
強い自覚症状がないといわれています。


例えば、油物を受け付けなくなり食べものの
趣向が変ったとか、そういやここ数年体調がイマイチ
良くなくて疲れやすいとかです。

そういった症状から膵臓がんを疑う人はほとんど
なく、ただ、仕事が忙しかったとか、年をとって
食べものが好みが変ったというレベルにしか考えていません。


これらの理由から、膵臓がんは発見しにくく、
見つかったときにはすでに周囲の臓器に転移してしまっており
治療が困難な状態になっているのです。


最近は、癌で亡くなる人自体、実は減少してきているのですが、
膵臓癌だけは、増え続けているよです。

これは膵臓が早期発見が困難であることと、
昨今の生活習慣の悪化から増える糖尿病や慢性膵炎が背景に
あるといわてれいます。



◆ 膵臓がんを早期発見するために

早期発見が困難とされる膵臓がん。
いま、日本では国立がん研究センターの研究グループが
膵臓がんの簡易検査キットを開発中であると報じられていますが、
現状ではまだ膵臓がんを早期に見つけるための確実な手段が
ないようです。

ではどういったことから注意していくべきなのか、
まずは、一般的に膵臓がんになりやすい人、リスクが高い人について
日本消化器学会が発表しています。



膵臓癌の危険因子 なりやすい人

・高齢、男性
・家系内に膵臓癌の患者がいる
・糖尿病
・慢性膵炎
・胆石・胆嚢炎の既往
・喫煙家
・コーヒーをよく飲む(4杯以上/日)
・肉食・加工食品を好む
・肥満

いかがでしょうか。
私はこの表を見て、コーヒーを1日4杯以上飲むので
ちょっと焦ってしまいました。

次に、強い自覚症状がないといわれているのもの
膵臓がんに発症すると初期症状として出現しやすい
ものをまとめました。


発見が難しい膵臓癌の初期症状

32.0% 腹痛
18.1% 黄疸
6.3% 腰背部痛
6.3% 糖尿病の悪化
6.1% 食欲不振
4.0% 全身倦怠感
4.0% 体重減少




次は【膵臓がんの治療法と合併症、注意点】について
書きたいところですが、長くなったので今日はこのへんで。







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